サイトの「トーン&マナー」とは?初心者でもわかる考え方と決め方をやさしく解説

トーン&マナーって、なんだか難しそう…
こんなふうに感じていませんか?
デザインの仕事を調べていると、よく目にする言葉だけど、
正直なところ「ふんわりした意味でよく分からない…」
という方も多いと思います。
でも、大丈夫です!
トーン&マナーは、決して特別なセンスが必要なものではありません。
結論から言うと、トーン&マナーとは
サイト全体の“雰囲気のルール”のこと。
この記事では、デザイン初心者さんでもイメージしやすいように、
現役Webデザイナーの私自身の体験談を交えながら、
できるだけやさしい言葉で整理していきますね^^

難しそうに見える言葉ほど、分解すると意外とシンプルなんですよ
1. トーン&マナーって、そもそも何?
まずは言葉を分けて考えてみましょう。
- トーン:サイト全体の雰囲気・空気感
- マナー:守るべきルール
この2つを合わせた「トーン&マナー」とは、
サイト全体の雰囲気をそろえるための考え方です。
たとえば、
- 色の雰囲気
- 文字の印象
- 写真やイラストのテイスト
- 文章の言葉づかい
こうした要素を、
「なんとなく」ではなく、
同じ方向を向くようにそろえていくことが、トーン&マナーです。
デザインの仕事では、
「とりあえず作る」よりも、
「どういう雰囲気のサイトにしたいか」を考えることがとても大切。
2. なぜトーン&マナーが大事なの?
トーン&マナーが大事な理由は、とてもシンプルです。
人は、サイトを見た瞬間に、
「なんとなくの印象」で、そのサイトを判断しています。
たとえば、
- ページごとに色や雰囲気がバラバラ
- フォントが統一されていない
- 言葉づかいがページごとに違う
こんなサイトを見ると、
無意識に「ちょっと不安かも…」と感じてしまいます。
逆に、トーン&マナーが整っているサイトは、
それだけで「ちゃんとしていそう」「安心できそう」という印象になります。
デザインは、見た目をきれいにするだけではありません。
信頼感や安心感をつくる役割も担っているんです。
3. トーン&マナーが崩れるとどうなる?
では、トーン&マナーが崩れてしまうと、どうなるのでしょうか。
- ページごとに雰囲気が違う
- 色や文字のテイストが合っていない
- なんだか安っぽく見える
- 誰に向けたサイトなのか分からない
こうした状態になると、
せっかく内容が良くても、ユーザーは離れてしまいます。
その結果、
お問い合わせや購入などの成果につながりにくいサイトに…。
トーン&マナーは、
見た目の話だけではなく、
サイトの目的を達成するためにも、とても大切な考え方なんです。
4. トーン&マナーを決めるときの基本要素
トーン&マナーは、感覚だけで決めるものではありません。
実は、いくつかの「基本要素」を順番に考えていくことで、
初心者さんでも無理なく決めることができます。
主に、次のポイントをセットで考えます。
- ターゲット(誰に向けたサイトか)
- 目的(何をしてほしいか)
- 色の雰囲気
- フォントの印象
- 写真・イラストのテイスト
- 文章のトーン(言葉づかい)
たとえば、
「初心者向けで安心感を出したいサイト」と、
「企業向けで信頼感を出したいサイト」では、
選ぶ色や文字がまったく変わります。

トーン&マナーは、デザインパーツをバラバラに考えないのがコツですよ
色を決めるときの考え方
色は、見た目以上に人の感情に影響します。
たとえば、
- やさしい・安心感 → 淡い色、明るめの色
- 信頼感・まじめ → 落ち着いた色、寒色系
- 元気・楽しさ → 明るい色、暖色系
なんとなく好きな色を選ぶのではなく、
このサイトは、どんな印象を持ってほしいかを考えて選ぶことが大切です。
ちなみに、当サイトでは、カフェのような雰囲気をイメージして、
茶色を採用しました^^
フォントを決めるときの考え方
フォントも、人に与える印象がとても大きい要素です。
- ゴシック体:読みやすい・親しみやすい
- 明朝体:きちんと感・上品
Webサイトでは、
読みやすさを重視してゴシック体が使われることが多いですが、
サイトの目的によっては、明朝体が合う場合もあります。
5. トーン&マナーの具体例(やさしく比較)
ここでは、トーン&マナーの違いを、
イメージしやすいように言葉で比べてみましょう。
やさしい・親しみやすいサイト
- 明るめの色、淡い配色
- 丸みのあるフォント
- 柔らかい写真やイラスト
- 話しかけるような文章
信頼感・まじめなサイト
- 落ち着いた色合い
- シンプルで読みやすいフォント
- 情報が整理されたレイアウト
- 丁寧で落ち着いた文章
おしゃれ・スタイリッシュなサイト
- 色数を抑えた配色
- 細めのフォント
- 余白をしっかり使う
- 短く洗練された文章
どれが正解、ということはありません。
大切なのは、
サイトの目的とターゲットに合っているかです。
6. 初心者でもできるトーン&マナーの決め方
とはいえ…

実際どうやって決めればいいの?
と思いますよね。
初心者さんにおすすめなのは、
言葉からデザインを決める方法です。
ステップ①:どんな人に見てほしいかを言葉にする
まずは、ざっくりでOKなので、
「誰に向けたサイトか」を言葉にしてみましょう。
- デザイン初心者さん
- 副業に興味がある人
ステップ②:雰囲気を表す言葉を3つ出す
次に、その人たちに、
どんな印象を持ってほしいかを考えます。
- やさしい
- 安心感
- シンプル
ステップ③:その言葉に合う色・文字を選ぶ
最後に、その言葉に合う色やフォントを選びます。
こうして、
「感覚 → デザイン」ではなく、
「言葉 → デザイン」の順で考えると、
トーン&マナーはぐっと決めやすくなります^^
7. 実務ではどう使われている?(副業目線)
トーン&マナーは、実務の中でもとても重要な考え方です。
ただ、正直にお話しすると、
クライアントの9割以上は「トーン&マナー」という言葉を知りません。
「この色が好きです」
「こんな雰囲気がいいです」
という、かなり感覚的な要望が多いのが実情です。
ここで大事なのが、
デザイナーがただの「言われた通りに作る人」にならないこと。

その雰囲気だと、ターゲットには少し合わないかもしれません。
こちらの色やフォントの方が、目的に合いそうです。
こんなふうに、
理由を添えて提案できると、
「考えてくれるデザイナー」として信頼されやすくなります。
指定がない場合は、デザイナーが提案する
実務では、
「おまかせします」と言われることもよくあります。
その場合は、
- ターゲット
- 目的
- 想定する雰囲気
を自分なりに整理し、
フォントや色の見本を用意して提案します。
これは、美容院で美容師さんと一緒に、
写真を見ながら髪型を相談する感覚に近いです。
見本があるだけで、
後からの「思ってたのと違う…」という修正が、
ぐっと減ります。
トーン&マナーを意識できるようになると、
実は単価が上がりやすくなるというメリットもあります!
8. しおん店長の体験談|最初は私も分かりませんでした
私も新人の頃は、
トーン&マナーなんて全く分かっていませんでした。
正直、「なんとなく」作っていました。笑
その結果、修正がとても多くて、
先輩からもたくさん指摘されました。
どこがダメなのか分からず、
「自分には才能がないのかも…」と、
落ち込んだこともあります。
でも、デザインをたくさん見て、
真似して作ることを繰り返すうちに、
少しずつ分かるようになってきました。
トーン&マナーが意識できるようになってからは、
修正も減り、
「なぜこのデザインなのか」を説明できるようになりました。
色やフォントひとつひとつに、
理由があるデザインが作れるようになったんです。

トーン&マナーは、センスではなく経験で身につきますよ
9. トーン&マナーはバナー・LPにもつながる考え方
トーン&マナーは、
Webサイトだけの話ではありません。
バナーなどを作る場合でも、
とても大切な考え方です。
バナーを作るときに、
「このサイトの雰囲気に合っているか?」
を考えるだけで、完成度が大きく変わります。
バナー制作の基本については、
こちらの記事も参考になりますよ。

また、Webデザイナーの仕事全体を知りたい方は、
こちらもおすすめです。

【まとめ】
トーン&マナーは、サイト全体の「雰囲気ルール」です。
- センスではなく、考え方で決められる
- 統一感があると、信頼感が生まれる
- 初心者でも意識するだけでデザインが整う
最初は難しく感じるかもしれませんが、
まずは「どんな雰囲気にしたいか」を、
言葉にするところから始めてみてください。

デザインを考える時、常に「なぜ」を意識してみましょう^^

