デザイン基礎(共通)

デザイン初心者は何から学ぶ?上達の順番と基礎の型をやさしく解説

デザイン初心者が最初に学ぶべき基礎と上達の順番を解説した記事のアイキャッチ画像
kanri

デザインの勉強を始めたいけれど、

まず何から学べばいいんだろう…?
センスがないから不安…

そんな気持ちを抱えている方も多いと思います。

店長 しおん
店長 しおん

大丈夫ですよ^^
デザインは正しい順番で学べば、誰でも上達できるスキルなんです。

この記事では、未経験の方が最初の一歩として押さえておきたい
「デザインの基礎」や「学ぶ順番」、
そして「今日からできる練習方法」まで、やさしくまとめています。

この「デザインオンラインカフェ」が、
あなたの学びを支える、あたたかい場所になりますように。
それでは、一緒に一歩ずつ進んでいきましょう^^

デザインは「順番」が大事。まず押さえるべき3つの基礎

デザインを学ぶとき、最初に意識したいのが
デザインは“どの順番で考えるか”で9割決まるということです。

いきなり作り始めるのではなく、
この “3つの基礎” を押さえるだけで、
初心者でも驚くほど作りやすくなります^^

① デザインの目的を知る(ただ作るだけではダメ)

デザインは「雰囲気でなんとなく作るもの」ではありません。
誰のために、何のために作るのか を決めてこそ、良いデザインになります。

まず考えたいのがこの2つです。

誰に見てもらう?

  • 性別は?
  • 年代は?

「誰に(ターゲット)」が変われば、
使う色・フォント・レイアウトすべてが変わります。

たとえば、
20代女性向けの美容サロンと、40代男性向けの保険サービスでは、
当然デザインのトーンは違ってきますよね。

最終ゴールは?

デザインには必ず “目的” があります。

よくあるゴール例
  • 商品の購入
  • お問い合わせ
  • 資料を読んでもらう
  • SNSのフォロー

このゴールを明確にしてから作ると、ブレないデザインになります

② 見やすさのルール(文字・色)

次に意識したいのは
見やすさ=読み手へのやさしさ です。

初心者がやってしまいがちなのは、

  • かわいい色を全部使おう
  • おしゃれなフォントを全部入れよう

という “盛りすぎデザイン”。

でも、本当に大切なのはシンプルさ。

フォントは目的に合わせる

フォントの選び方例
  • 読みやすさ重視 → ゴシック体
  • 信頼感や上品さ → 明朝体
  • やさしくやわらかい印象 → 丸みのあるフォント

デザインの印象は、フォントひとつで大きく変わります。

色も「意味」で選ぶ

色には心理的な意味があります。

色の意味の例
  • 青 → 誠実、信頼
  • ピンク → やさしさ、女性らしさ
  • 緑 → 安心、落ち着き
  • 赤 → 注意、目立たせたい

目的に合わせて色を選ぶだけで、一気にまとまりやすくなります

③ 情報整理の考え方(レイアウトはここから決まる)

デザインの仕上がりは、
実は レイアウト=情報の配置 で決まります。

そのレイアウトの土台になるのが 情報整理

情報整理の手順(初心者でも簡単)

情報整理の3STEP
  1. 伝えたいことを書き出す
  2. 重要度で分ける
  3. 見てほしい順番に並べる

この3つをするだけで、

  • どこを大きくするか
  • どの情報を上に置くか
  • どんなレイアウトにするか

が自然と見えてきます。

最初は、紙やノートで整理してから
パソコンで作るとスムーズです^^

まとめ(順番がすべての第一歩)

デザインの最初の一歩は、手を動かす前に
目的 → 見やすさ → 情報整理 の順番で考えること。

  1. 目的を決める
  2. 見やすさのルールを押さえる
  3. 情報を整理する

この3つだけで、未経験でも “伝わるデザイン” に近づけます^^

最初に学ぶべきは「基礎の型」!センス不要で上達できる理由

デザインを始めたばかりの頃は、
「どんな風に作ればいいんだろう…?」と迷ってしまいますよね。

でも大丈夫です^^
デザインは センスではなく“型”で作るもの なんです。

まずはこの章で、初心者でもすぐ真似できる「型」の考え方を身につけましょう。

デザインはセンスではなく“ルール”と“型”

デザインは“才能”ではなく、
ルールと型を知れば誰でも上達できるスキル です。

プロのデザイナーが使っているのは、

  • 文字の大きさのバランス
  • 余白の取り方
  • 注目ポイントの作り方
  • 色の組み合わせ方

といった「共通ルール」。

この“ルールと型”を知っているから、
プロは毎回安定したデザインが作れるんですね。

つまりデザインは、
知識で身につける技術 です。

だから、未経験からでも確実に上達できます^^

あわせて読みたい
デザインにセンスはいらない?未経験から始めるための基礎知識をやさしく紹介
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まず覚えるべき基本の型(初心者が迷わない3つ)

初心者が最初に覚えるべき「型」は3つだけ。

この3つを押さえるだけで、レイアウトの迷いが一気になくなります^^

① 上から順に“伝えたい順番”で並べる型(縦並び型)

最も基本のレイアウトです。

縦並び型
  • キャッチコピー
  • サブコピー
  • 説明文
  • ボタン
  • 画像(背景 or 文章の左右どちらかに入れてもOK)

この順番で並べるだけで、読み手はスムーズに情報を追えます。

② 左:画像 × 右:テキスト の型(王道レイアウト型)

広告やブログ、LPでもよく使われる鉄板構成。

王道レイアウト型
  • 左に画像
  • 右に文字
  • 余白をしっかり

これだけで驚くほど読みやすくなり、
一気にプロっぽい印象になります。

※左右を入れ替えてもOK!

③ 余白をしっかりとる“シンプル型”

初心者の多くがつまずくのが「詰め込みすぎ」。

でも、

シンプル型
  • 文字は少なく
  • 情報は1つだけ
  • 余白はたっぷり

という“シンプル型”にすると…
一瞬で洗練されたデザインに見えます。

イメージは Apple の広告。
あのスッキリ感が「シンプル型」のお手本です。

やってはいけないNGポイント(初心者がつまずく原因)

型を知らないまま作ると、ほとんどの初心者がここにハマります。

❌ NG1:情報を詰め込みすぎる
→ 伝えたいことが1つも伝わらなくなる

❌ NG2:フォントをたくさん使う
→ 2種類までにすると一気に見やすくなる

❌ NG3:色を使いすぎる
→ 色は3色以内が正解

❌ NG4:余白を取らず、ぎゅうぎゅう
→ 余白は「空白」ではなくデザインの一部

ただし、意味のない余白(ただ空いただけ)はNG。
「スッキリ見せたいから取る余白」はOKです^^

まとめ(型が分かれば迷わない)

デザインの上達は、
センスではなく“型”と“ルール”を覚えること

まずはこの3つの型だけ押さえれば大丈夫。

デザインの”3つの型”
  • 伝えたい順に並べる「縦並び型」
  • 左画像 × 右テキストの「王道レイアウト型」
  • 余白たっぷり「シンプル型」

これだけで、未経験でも“まとまったデザイン”が作れるようになります^^

今日からできる!初心者のための勉強ステップ3つ

デザインの勉強は、
見る → 作る → 振り返る の3ステップを繰り返すだけで、確実に上達します。

専門用語や難しい知識よりも、まずはこのサイクルを続けることが大切です^^
今日からすぐに始められる方法を、やさしく解説していきます。

STEP1|良いデザインを“見る”ところから始めよう(観察のコツ)

デザインの上達は、まず たくさん“見る”こと から始まります。

難しく考えなくても大丈夫。
普段の生活の中にある、いろんなデザインが全部教材です。

  • Webサイト
  • Instagramの投稿
  • 電車の中吊り広告
  • スーパーのPOP
  • 雑誌の表紙
  • カフェのメニュー

身近なデザインを観察するだけで、自然と理解が深まります^^

見るときのポイントは「なぜ?」を意識すること

ただ眺めるのではなく、
なぜこのデザインになっているんだろう?
という視点がとても大切です。

見るときのポイント例
  • なぜ赤が使われているの?(注目させたい?)
  • なぜ文字が大きい?(一番伝えたい言葉?)
  • なぜ余白が広い?(読みやすくするため?)
  • なぜ画像は左?(視線の流れ?)

デザインにはすべて理由があります。

この「なぜ?」の視線があるだけで、
上達スピードがぐっと上がります^^

さらに、良いなと思ったデザインをメモするのもおすすめ。

私は新人時代、参考になりそうなデザインをノートに書き留めて
「次はこの色使いを取り入れてみよう」
という風に練習していました。

※デザインの丸パクリはNGですが、
色やレイアウトを“参考にする”のは大丈夫です^^

STEP2|簡単な模写で“手を動かす”(バナー模写・SNS画像が最適)

見るだけではスキルは身につきません。
次は 手を動かして作ってみる 段階です。

その中でもおすすめなのが
バナー模写やSNS画像の模写 です。

なぜ模写が良いの?
  • 良いデザインの構造がそのまま身につく
  • プロの余白やレイアウトのバランスが分かる
  • 独学でも挑戦しやすい
  • 小さなサイズなので完成させやすい

特にバナーは小さいので、
初心者でも短時間で作りきれます。

模写のやり方はとてもシンプル
  1. デザイン参考サイトを開く
    (Pinterest、LPアーカイブ、MUUUUUU など)
  2. 作ってみたいデザインを選ぶ
  3. そっくりに作る
  4. 元デザインと見比べて気づきをメモする

「そっくりに作る」=悪いことではありません。
勉強目的の模写は誰でもやっている練習です^^
(※公開・ポートフォリオ掲載は不可)

STEP3|作った作品を“振り返る”習慣

作って終わりにしてしまうのは、とてももったいないです。

次に大切なのが、
作った作品を振り返ること

どう振り返ればいいの?
  • どこが良かったか
  • 再現できなかった場所はどこか
  • 文字の大きさは適切か
  • 色は狙った印象になっているか
  • 余白は十分か

こうして振り返ることで、次に活かせる「気づき」が増えます。

プロに見てもらうと成長が爆速に

いちばん成長が早いのは、
プロからフィードバックをもらうこと。

フィードバックがもらえる場所
  • スクール
  • デザインコミュニティ
  • 添削サービス
  • SNSで作品投稿(プロが見てくれることも)

など、方法はいろいろあります。

最初は少し勇気がいりますが、
自分では気づけない点を教えてくれるので
成長スピードがまったく違ってきます^^

まとめ(勉強は3ステップを繰り返すだけでOK)

デザインの上達は、とてもシンプルです。

デザイン上達の3ステップ
  1. 良いデザインを見る(理由を考える)
  2. 模写で手を動かす
  3. 振り返って改善する

この“3ステップの繰り返し”だけで、
初心者でも確実にスキルが身についていきます^^

練習しやすい題材って?初心者向けのおすすめ課題

デザインの上達には、
どんな題材で練習するか がとても重要です。

いきなり難しいものに挑戦すると挫折しやすいですが、
初心者向けの題材から取り組めば、
自信をつけながら着実に成長できます^^

ここでは、今日から始められる練習題材を4つ紹介します。

SNS投稿画像の模写(女性向けなら特におすすめ)

SNS投稿画像は、初心者がとても取り組みやすい題材です。

その理由は…
  • 小さなサイズで作りやすい
  • 女性向けの柔らかいデザインが多い
  • フォントや色使いが学びやすい
  • CanvaでもIllustratorでも作れる

特にInstagramの美容・コスメ系のアカウントは、
女性向けの可愛いデザインが多いので参考になります^^

見るポイント
  • どんなフォントを使っている?
  • 色の組み合わせのバランスは?
  • 余白はどれくらい?
  • どこを強調している?

SNSデザインは “おしゃれの感覚” も自然と鍛えられるので、
楽しく続けられるのが魅力です。

バナー模写(上達が早い)

最速でデザインが上達する練習 と言われるのが、バナー模写です。

バナーとは、Webサイトや広告でよく見る
横長の小さな画像のこと。

バナー模写が良い理由
  • 情報量が少なく作りやすい
  • 余白・文字サイズ・色バランスが理解しやすい
  • プロのレイアウトをそのまま学べる
  • 短時間で完成しやすい

そしてもうひとつ、大きなメリットがあります。

低単価の案件を取りやすくなる

クラウドソーシングでは
“バナー制作”の案件が非常に多く、
初心者でも手を伸ばしやすいジャンルです。

練習の延長がそのまま副業につながるのは、
バナー模写ならではの嬉しいポイント^^

1画面のLP(情報整理の練習に最適)

LP(ランディングページ)全体は難易度が高いですが、
初心者はファーストビューだけでOK!

ファーストビューとは、
ページを開いたときに最初に見える1画面のこと。

なぜLPの1画面が良いの?
  • 情報が整理されている
  • 目的がはっきりしている
  • レイアウトの型が学べる
  • 必要な要素が少なく扱いやすい

LPの1画面は “デザインの骨組み” がはっきりしているので、
練習にぴったりです。

まずはこの構成だけでOK
  • メインコピー
  • サブコピー
  • ボタン(CTA)
  • 画像(人物 or 写真)

この4つを真似して配置するだけで、
LPデザインの基礎が自然と身につきます。

実際に作ってみると見えてくる初心者の伸びポイント

実際に手を動かしてみると、
見るだけでは気づかなかった“壁”がいくつか出てきます。

たとえば…
  • 余白が足りない
  • 文字がごちゃっとする
  • 色の統一感が出ない
  • 何を強調すればいいか迷う
  • 全体のバランスが保てない

ですが、これらはすべて
成長のサイン です。

作る → 気づく → 改善する

このサイクルを繰り返すほど、
「見える視点」がどんどん増えていき、
上達スピードが加速します。

「なんかうまくいかない…」と思うときほど、
一番成長しているタイミングなんですよ^^

独学?スクール?デザインを学ぶ方法のメリット・デメリット

デザインを学ぶ方法は、大きく分けて
独学スクール の2つ。

どちらが正解というわけではなく、
あなたの性格・生活リズム・目標に合った方を選ぶことが大切です^^

ここでは、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

独学のメリット・デメリット

独学は「気軽に始められる」という点でとても人気があります。

メリット
  • 費用をほとんどかけずに学べる
  • 参考書やYouTubeで“0円スタート”も可能
  • 自分のペースで進められる
  • すきま時間に少しずつ学べる

仕事や家事の合間にコツコツ進めたい方にはぴったりです^^

デメリット
  • 迷いやすい
  • 時間がかかりやすい
  • “何が分からないのか分からない”状態に陥ることがある
  • フィードバックが得られない

私自身も、独学+現場経験でスキルを身につけたのですが、
最初は本当に迷いだらけでした。

  • どんな順番で進めるのが正しい?
  • いまの作り方で合ってる?
  • もっと効率の良い方法はある?

独学は「道に迷いやすい」のがデメリットと言えます。

スクールのメリット・デメリット

効率よく最短で身につけたい方には、スクールも有力な選択肢です。

メリット
  • 迷わず効率よく進められる
  • 最短ルートでスキルが身につく
  • 実務に直結する内容が学べるスクールもある
  • プロからフィードバックがもらえる
  • 一緒に頑張る仲間ができ、モチベ維持しやすい

「ひとりで続けるのが不安…」という方には、特に向いています。

デメリット
  • 費用がかかる(数万円〜数十万円)
  • スクール選びがむずかしい
  • 中には“テキスト読むだけ”で実務につながらない学校もある

「せっかくお金を払ったのに、役に立たなかった…」
という声も、残念ながら少なくありません。

迷ったら「独学+教材 → 必要ならスクール」が現実的で優しい

結論として、もっとも現実的で失敗しにくい進め方はこれです。

  1. まずは参考書やオンライン講座で独学
  2. もっと早く上達したいと思ったらスクールを検討

この順番だと…

  • 無駄な費用をかけずに済む
  • 自分のペースで進められる
  • 必要なときだけスクールで“加速”できる

と、バランスよくスキルアップできます^^

店長 しおん
店長 しおん

ご自身の性格や環境に合わせて、
無理のない学び方を選んでくださいね^^
どちらを選んでも、大切なのは続けることですよ。

まとめ|最初の一歩は“小さく、やさしく”で大丈夫です

デザインは、特別な才能が必要な世界ではありません。

この記事でお伝えしたように、

  • 順番
  • 小さな練習

を積み重ねれば、誰でも着実に上達できます^^

まずは…

  1. 良いデザインを見る
  2. 模写してみる
  3. 作った作品を振り返る

この3つを繰り返すだけで、
できることが少しずつ増えていきます。

いきなり完璧を目指さなくてOK。
大切なのはほんの少しでも手を動かし続けることです。

デザインは「続けた人からうまくなる」スキル

筋トレや料理と同じで、
続ければ続けるほど、色・余白・レイアウトの感覚が身につきます。

最初は迷うかもしれませんが、それは
成長している証拠 です^^

副業を目指すなら、今が始めどき

“いつかやりたい”では、一歩を踏み出せません。

でも、この記事を読んでくださったあなたは、
すでにスタートラインに立っています。

ゆっくりでも確実に進めば、
半年後には「自分でデザインが作れる人」に近づいていますよ。

店長 しおん
店長 しおん

焦らなくて大丈夫ですよ^^
あなたのペースで、一歩ずつ積み重ねていきましょう。
いっしょにデザインを楽しんでいきましょうね。

ABOUT ME
デザインオンラインカフェ店長 しおん
デザインオンラインカフェ店長 しおん
Web & グラフィックデザイナー
Webデザインやグラフィックデザインをはじめて学ぶ方が、“むずかしい” より “楽しい” を感じられるように、やさしく丁寧に解説しています。これまでデザイナーとしてさまざまな制作に携わりながら、初心者の学習サポートや、デザインの基本を伝える活動を続けてきました。「副業としてデザインを始めたい」「基礎からゆっくり学びたい」そんな方が安心して学べる空間をつくっていきます。ゆっくりお茶を飲むような気持ちで、読んでいただけたら嬉しいです!
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